数年前に炊飯器を卒業した。きっかけは単純で「丁寧な暮らし」に憧れたから。初めて土鍋を使ってご飯を炊いた時、”土鍋の使い方”を読んで書いてるとおりにやってみたのだけど、ベチョベチョで、芯も残ってて。とてもじゃないけど食べられたものではなかった。
しかし、それで諦める猫村ではない。
それから水の量、時間などを研究して、今はタイマー無しでもふわふわのご飯が炊けるようになった。初めて上手にご飯が炊けた時、その美味しさに感動した。土鍋も炊飯器も、同じようにお米を洗って、お水入れて、炊く。直火か電気かの違い意外、何も変わらないのに土鍋で炊いたご飯の美味しさといったら…!
炊飯器を処分して、この土鍋を一生大切に使おうと決めた。ボゴボゴ鳴る音が、少しずつ消えてプスープスーとなったら火からおろす。そこから少し時間を置いて蒸らすと、言い具合にふわふわのご飯が炊ける。
真っ白のご飯。何にでも合う。
私的には納豆があれば言うことない。卵かけご飯もいいし、お漬け物とお味噌汁だけでも十分満足出来る。キムチも良い。ハンバーグ、しょうが焼き、鶏の照り焼き、鮭、鯖。合わないものがない。
最近は白米にもち麦を足して炊いてる。もち麦だけだと、ちょっと食べにくい気がして。
今日は二合炊いて、小分けにして冷凍庫へ。あ!土鍋で炊くと良い点がもう1つ。早い。とにかく早い。約20分ほどで炊けるのだ。引っ越して家から会社まで1時間半。炊飯器は、お急ぎでも40分掛かるため帰宅してからお米を炊くと食べるのが21時を回ってしまう。待てん。待てんよ。
いいよね、土鍋。早く、美味しく炊けてさ。時々昆布を入れて炊くんだけど、それもまた善きです。
日本人で本当に良かったと思う瞬間だ。